上越国境の豪雪地帯にある巻機山(マキハタヤマ)は、GWに標高差1200-1300mも滑れる貴重な山。

以前は、避難小屋に泊まっていましたが、スキーの機動力を生かし、駐車場から日帰りに。しかも二日。

 

5月4日 1日目

関越自動車道は渋滞前に走ると上越は近い、ということで暗いうちに出発。天気は、着いてから判断。

東京を未明に出発し、林道終点の駐車場(桜坂駐車場)に着くと、昨晩降った新雪が15㎝くらい積もっていました。

天気は晴れ。

 

今日は割引沢からのルートを選択。

中央のピークは天狗岩。

ちょっと雪が重い。

スキーを履いてもラッセルははかどらず。前の写真のピークの右側まで登りましたが、時間的にきつくなってきた。

今日はここまでとし、駐車場まで戻ることに。

滑ってきたシュプール。

重い雪なので、大回りしかできない。

けど、スピードは出ないので大丈夫。

 

5月5日 2日目

今日は出直し。

昨日の行動が偵察になりました。

今日は快晴。

尾根筋に出るとマンサクが咲いていました。

尾根ルートを登り、五合目に着いた。

暑いっ!

ここから上が見えます。実は頂上のように見えているのは、ニセ巻機。その先に頂上がある。

夏道沿いは昨日(一昨日)の新雪で歩きづらい。

七合目付近まで来ると一端フラットになる。

後ろを見ると上越国境の山が美しい。

既に滑った跡もあり、気持ちよさそう。

通常は、雪のない八合目。

今日は周りが雪。めずらしい。

ここまで来ると、上越国境の稜線が目の高さに。

前に土合からこのルートを狙ったなぁ。

今日みたいな天気で雪の状態が良い時でないと無理かも。

そして、ニセ巻機まで来ると、やっと頂上が見える。

ここから一度下り(シールを付けたままで可)登り返せば頂上だ!

登ってみると頂上はどこだか判らない?

巻機山山(頂)という標識があった。

ちょっと戻るとここを頂上とする人たちが休んでいる。

今日は隣の割引岳(ワレメキ岳)を目指す。

割引沢は誰も滑っていない。ワクワク!!

途中、デブリもあったりして苦労したけど、谷いっぱいにシュプールを刻んできました。

気持ちいいっ!!!

駐車場に戻るとすっかり雪が消えてます。

二日間で標高差2300mを登降したことになりました。

疲労は多いけど心地よい疲れ。

 

 

     こっちの山(1980~2015)に戻る  ホームに戻る