7月20日 5日目

今日は、ベッセゲンリッジのハイキング。

船で湖を渡り、山歩きで小屋に戻ります。

こんなボートに乗って行きます(200NOK=¥2,843/二人)。

これは翌朝撮影したものですが、

船着き場には人があふれかえっています。行先によって並ぶ列が違う。右はイェンデブー(湖の一番奥)行き、左はメムルブー行きで我々が並んでいる列。

イェンデ湖を進むボート。

今日登るのはスカイラインにあたるところ

約30分後、メムルブーに着きました。

全員が同じ船で着くので、よーいドン!、で登山が始まる。あたりまえだけど、ちょっと凄い。

トイレ(黒っぽい小屋)に寄る人もいます。

ここからはあちこちに行けますが、最初は同じ登山道から始まる。

私たちが向かうのは下から2番目、イェンデスハイム。

ここからは、いきなり急登。

登山道にはアリンコのように人が連なる。やっぱり、よーいドン!だったからね。

ぐんぐん高度をかせいで、気持ちがいい。

船は山小屋近くの岸に着きました。

一段上の尾根まで登ると、残雪の山を従えたイェンデ湖が見渡せる。

氷河の水だから、エメラルドグリーン。

高山植物も出てきます。

○○コザクラの仲間でしょう。

マンテマの仲間。

この辺りでは一番有名な花かも。咲き誇ると、小さい花束みたい。

二人の世界も咲いてます。

これは、クモマグサの仲間でしょうか?

日本では、八ヶ岳とか白馬で梅雨時に咲くからあまり知られてない花。

ツガザクラの仲間

こちらは、コケモモ(の仲間?)。

ベンケイソウの仲間もあります。

イワハゼのような花も。

平らな所へ出てきました。

ケルンには、ノルウェー山岳会のルートを示す”T”の字が。

この花、名前わからないし、何の仲間かもわからない。

見たことあるような無いような、、、

イェンデ湖が見渡せるところまで、登ってきました。

山上湖のほとりには、ワタスゲの群落。

上から眺めるイェンデ湖。

目的地はこの湖の端っこ。まだまだ先は長い。

湖を進むボート。

私たちが乗ってきた船かなぁ?

山上湖。下のイェンデ湖との標高差が400m!

この辺りには、ところどころ雪も残っている。

そして 、正面左に見えるのが、核心部。標高差300mのリッジ。

リッジに点々と人が取りついているのが見える。

3級程度の登りだけど、上の方はガスってきたし、、、ホールドが濡れてると滑りやすいしなぁ。

後ろはイェンデ湖まで切れ落ち、大迫力!(登ってる本人はわからない)

下から雲が上がり、上の湖が隠れてきた、、、。

頂上の絶景はどうなる?

核心部は45分くらい。

その後頂上に着いたけど、周りはガスで真っ白。

海抜は、だいたい1700mちょっと。イェンデ湖が約1000mなので、700mくらいの標高差を登ってきた。

と、半裸の若者がシャンパンを、振った。これをやりたくて登ってきたのね。

この後もずっとガスの中を二人で歩いていました。

が、一瞬晴れたときに前が見えた。

こんなにたくさんの人が歩いていたのね(^_^;)

広ーい尾根だから、冬はルートファインディングが大変だぁ。

道が下りになってしばらく、雲の下へ出た。

眼下には小屋が見える。

岩場の途中に咲いていた花。

あまり見かけなかった。

名前はわかりません。

この2枚は上の花にも似ているけど、ちょっと違う。

水がしみ出しているところに咲いていました。

ムシトリスミレもいくつかありました。 右の花はわからない。

名前のわからない花たち、、、。

イェンデ湖が奥まで見渡せる。

ここにもワタスゲ。

小屋の近くまで降りてきました。

この辺りには別のマンテマの仲間がある。(追記:和名シラタマソウらしい)

右はいつものとおり、わからない。

今晩のメインディッシュは、鶏のモモ焼き。

テーブルに座って待っていると取り分けてくれる。

飲み物は注文を取りに来るので、部屋のキーを見せてオーダーします。

この日隣に座ったのは、デンマークから一人でやって来た若い女性。「デンマークは山がないから、山に行きたかったんです。どこから来たんですか?」

「日本から来たんですよ。飛行機でコペンハーゲン、オスロ、ベルゲンに17時間かけて入って、観光しながらだから4日くらいかかりましたよ。」

「遠いわねぇ。私はお隣の国だから、、、」

などと、こちらはつたない英語で、、、だけど話が弾んだ(たぶん)。

食べ終わると自分で食器を下げに行きます。

その後、ラウンジみたいなところで、ドイツから来た人達と、

「ドイツ語しゃべる?英語しゃべる?」

「英語ならしゃべれるよ」から始まり、コースの様子や天候など、山の情報交換。

日本人が私達しかいないので、目立ってたかも、(笑)。

対岸に見える木。

冬は風に耐えてるんだろうな。

ところで、山小屋には共同のシャワー室があります。

前室があり、脱衣場があり、一番奥にシャワー室。昨日は勝手がわからず、って感じだったけど、こっちの人も前室で脱いでみたり、脱衣場で脱いでみたり、と勝手がわからない様子。

後から入って来た人が「お湯は出る?」って聞いてきたので、「けっこう熱いよ」って教えてあげた。

明日の天気はどうかなぁ?

 

7月21日 6日目

天気次第で、メムルブー近くのメムルトゥンガ辺りまで行こうと思ってましたが、朝から雨になった。オスロへ早めに移動。

乗ったバスは、乗り換えなしでオスロまで行きました(長いけど)。

今日は朝から雨。

昨日登ったベッセゲンリッジも完全に雲の中。気温も8℃くらいしかないし、

今日、山へ向かうのは中止。

とりあえず、散歩をしていると、フウロソウの仲間発見。(追記:シルバチクム・フウロソウらしい)

朝からこんなにたべるのか?ってくらい皿に載ってますが、ここの食事のシステムは、朝ごはんの時、昼の分をランチパックにして持ってっていい、というもの。

実は、我々、早々とベルゲンを出た日から取り入れてたシステム(うふふ)。

このバス、行き先はファーゲルネス、オスロ(570NOK=¥8,094/二人)。  

 

実はその前に、チェックアウトの時、ハプニングがありました。

カードで精算し、部屋で確認したら、やけに高い(2,532NOK=¥36,163/二人二泊お酒込)。

この山小屋は、予め、日本で予約を入れてもらい、料金も払ってバウチャーを持っていってます。そこで、フロントへ戻り、

私:「バウチャーを確認して」とバウチャーのコピーを見せました。

フロントのおねえさん:「ちょっと待ってね。マネージャーを呼んできます。」

マネージャー「どれどれ、見せて、、、ふーん」

マネージャー「調べてくるから、ちょっとこれ貸して」 

しばらくして戻ってくると、

マネージャー:「支払いは確認できたから、返金するけど、現金でいい?証明はここに書くから。」

(←書いてくれた文章だけど、ノルウェー語なので、、、(^_^;)

私:「しょうがないけど、いいよ」

とノルウェークローネの現金をもらいました。

”思わぬところで両替なったなぁ”などと思っているうち、”これって両替の手数料なしじゃん”と気づきました。両替の裏ワザ発見!(って普通に使える手じゃないけど、、、)

出発してしばらくは雲の中。これは、やっと見えた景色。晴れていたらもっとすばらしいだろうな。

途中、ファーゲルネスで15分程休憩。

ここは、リゾート地みたいです。

妻が、デンマークから来た女性が同じバスに乗ってたのを見つけ、「天気が悪いから今回はあきらめるわ」って言ってたよ、って言ってました。近いとまた来れるからいいな。

時間は12時近い。ランチパックはこの後バスが走り出してから食べました。周りもみんなそうだった。

オスロのバスターミナルは中央駅の隣。

歩いて予約のホテルへ向かいます。

途中、中央駅の構内で、やっと酒屋に寄ることができました。これまで、曜日の関係や、山奥で酒屋がなかったからね。

ノルウェーでは、平日の昼間と土曜日の短い時間に限り、所定の酒屋でしかお酒を買えません(ベルゲンでホテルへ戻ってから買いに行こうとしたら、もう閉まってるよ、と言われたし)。しかも税金が消費税(25%)と合わせて50%、高いけど、飲み屋はもっと高いし、、、。

オスロ駅には、なぜかトラの像が、、、。

ホテルにチェックインしてから、散歩に出ると、不思議な建物が。

後で調べてみたら、最近できたオペラハウスだそうです。

細かい点々は人。

 

7月22日 7日目

今日は、夕方の船でコペンハーゲンへ向かうので、それまで市内観光。

今日の天気は、曇り時々晴れ、かな?

先ずは、オスロの駅前にある観光案内所兼チケット売り場へ。

オスロでも、市電と観光施設の入場料がセットになったオスロパスというのがありますが、そんなに気合いを入れて歩き回らないので、とりあえずビーゲラン公園までの往復チケットを購入。これも1時間以内なら割引があるけど、そんなに早く帰ってこないから、通常料金で2枚づつ(104NOK=¥1,446/二人)にしました。

市電の停留所はチケット売り場の目の前。

乗り込んだ時、黄色い箱があるのでチケットを差し込み、刻印をする。電車の中に改札機だ。

ビーゲラン公園前に着きました。

公園が透けて見えて、わかりやすい駅。

有名な、「怒りんぼう」の像。

ここの作品は表題がなく、それぞれが思い思いに見ていけば良い、とのことですが、みんなが同じように思ったのか自然に名前がついたみたい。

これ、ベルゲンにあった「アソコも寒そうな噴水」と同じ顔。あっちが後だろうけど。

奥へ進むと、扉も作品。

一番奥から振り返ってみました。

こうしてみると、広い。

広い芝生もあり、昼寝にもいいかも。

市電で王宮の近くで降りると、ノーベルの像のある建物があった。後でノーベル財団だと判明。ここで、誰に贈るか決めてるのかな。

そして、王宮へ。

旗が立っているから、王様が居るのかも。

「旗が出してあると王様が居て、出してないと不在」とどこかで聞いた気がする。

家族連れが、衛兵と記念写真を撮ろうとしてましたが、お嬢ちゃんが怖がって近寄りません。この衛兵はかなりのイケメン。

王宮の正面は、カールヨハン通り。

ここは国立劇場。銅像(右)にはハトが停まり、フンまみれ。後ろで「アーァ」になってます。

そして、オスロ市庁舎へ。

入口へ向かう壁には、作品が並んでいて、どこかの国の市役所とはだいぶ違うな。

中へ入ると、ノーベル平和賞の授賞式会場になるホール。

壁の絵は、歴史が書かれている(んだったかな?)

右は2階にあるピカソの間。やっぱり、うちの市役所とは大違い(汗)。

外に出ると、かわいい車が止まってました。

よく見ると、電線が繋がってる。

ECOな電気自動車充電中。

カールヨハン通りに戻ると、国会議事堂。

手前の芝生には、日光浴をする人がたくさん居ました(なるべく写らないようにしましたが)。冬は日がほとんどないから、夏にたくさん浴びておくんだね。

近くには大聖堂もあります。

ホントは撮っちゃいけない内部でしょうが、、、

外の広場には市場がありました。野菜もいろいろ売ってます。それにベリーの種類が豊富。

 

このあとホテルへ戻り、荷物を持って、港へ向かいます。

長くなったので、続きは後編へ。

 

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