世界一のスキーリゾート、日本から一番近い海外のスキー場、などと言われているウィスラー。ひょんなことから行くことになりました。

 ホームページにはupしてませんが、私たちは毎年山形の天元台スキー場に行っています。泊まっている温泉でYou(外国人のこと)のグループが泊まっていました。妻が昨年も見かけたというので話しかけてみたら、ここの深雪、Japan powderが気に入って、またやってきたそうだ。しかも、スキーの超本場であるはずのカナダのウィスラーから。その中に、日本人の方もいて、英語と日本語をごっちゃにして話しているうちに、「ウィスラーも良いところだから来てみたら?」。

日本人の方は、ウィスラーで旅行会社をやっている、とのことで、宿やリフト券の手配はお手の物。早速、カナダ渡航に必要なeTAとエアチケットを自分で手配。そして、この旅行会社Japanadaさんに連絡をし、バンクーバーからのバス、宿泊、リフト券、それと、ゲレンデが広すぎてわからないので初日のゲレンデガイドをお願いした。

 天元台で会ったのが1月末、ウィスラーへは3月15~20日、その間約6週間。Japanadaの方達も、まさかそんなに早く来るとは、とびっくりしてましたが、、、。

 もう一つ、我々が後からびっくりしたことが。カナダからのグループ、とんでもないプロの方々だった。以前はモーグルやフリースタイルスキーの代表選手で、今はエクストリームスキーをやっていたり、プロモーションビデオに出ていたり、だった。ウィスラーで聞いたら、どちらも、ウィスラーのカリスマだって。

 

3月15日   成田‐(飛行機)バンクーバー(バス)ウィスラーへ移動

3月16日   ゲレンデガイドをお願いしてスキー。午後、J.Y.さんと合流。

3月17日   自分たちでスキー。ゲレンデ内ではぐれる。

3月18日   自分たちでスキー。

3月19‐20日 帰国

 

3月15日 1日目

空路バンクーバー(約8.5時間)、その後バスでウィスラーへ(約3時間)

飛行機とバスを乗り継ぎ移動です。

今年は、いろんな人と出会う年らしい。NEXに乗ろうと新宿駅のホームで待っていたら、指定券をクシャクシャに握りしめた東南アジア系の女性に話しかけられた。「この切符で乗れる?飛行機に乗り遅れるかも」指定券は一本前のNEXだった。「何時の飛行機?(NEXは)空いてる席だったら乗れますよ。ただ、予約の人が来たら移動しなきゃダメだけど。」と、一緒にNEXに乗り込んだ。飛行機の時間は、間に合うけどギリギリ。ターミナルは第二。「駅に着いたら走って行ってね。たぶん間に合うから」。タイに帰る人だった。到着前、律儀に「ありがとう」を言いに来てくれた。「良い旅を」、、、ホームを走って行く姿があった。あのクシャクシャの指定券で、改札口を出られたんだろうか?

 

NEX新宿発15:10-16:31成田(NRT)19:00-11:40バンクーバー空港(YVR)14:00-17:00ウィスラー

 久しぶりのバンクーバー行きの表示。オーロラを見に行った時(イエローナイフ 2004年)と同じ出発時間だし、何だか懐かしい。でも見返してみたら、全然表示方法が変わってた。人間の記憶って結構いい加減。”人間”じゃなくって”あんただろ”と言われそうだけど、、、。

 ところで、エアカナダは、チェックイン機を使う方法になっていた。言語選択(うれしい日本語付き)の後、プリントアウトしておいた2次元バーコードとパスポートを順にスキャンして、荷物の種類と個数を入力。するとクレームタグがプリントアウトされるので、それと荷物をカートに乗せて、カウンターへ行く。私たちはスキーを持っていくのでそれぞれ2枚ずつだけど、どっちがスキー用かわからないので、そのままカウンターのお姉さんに渡す。お姉さんは、荷物の重量を測ってタグを付け、パスポートと本人チェック。そして、旅行のきっかけなどを、「いいですねぇ」と言いながら聞いてきた。カウンターでこんな会話初めてかも。手続きが済んで、あれ?カウンターに行く前の手順が増えただけ?

 この後、水を捨てて、セキュリティーゲート、パスポートコントロールを通り、ウィスキーやつまみを買い込んで、一番端っこの43番ゲートに到着。ところで、エアカナダは買い込んだアルコールを機内で飲んじゃだめ、その代わりお酒はタダよ、って扱い。買い込んだ酒はウィスラーで飲んだので、結果オーライでした。

乗る直前に見たフライト情報。

飛行予定時間8時間55分(実際は8時間44分でした)。現地時間では夜中出発だね。

天気は雨、、、。

これが搭乗の通路から見えた機体。画面左にはどこかの飛行機がシルエットになって動いている。

飛んでから約1時間。ここは北太平洋ど真ん中。

「ビーフ?チキン?」

我々は、両方をそれぞれ頼んで、食べ比べてみた。

こちらはビーフ。受け取った時の感想は、「少なっ!」

一口サイズしかない肉はメインと言っていいのか?

そしてこちらはチキン。こっちの肉はもっと少ない。インゲンの下に隠れそう。

機内食って、こんなに少なくなったのかなぁ。

 

食べ終わるころ、飲み物を運んできた。せっかくだから、カナダのビールとワインを頼んだけど、、、。エアカナダのサービスは元々こんな感じと思っていたので、ショックはなかった。

フライトの表示はバーチャルみたいなのも見られるようになっていた。

そして、到着の1時間ほど前。朝食というか。

これは、オムレツ。ソーセージの大きさと比べてみれば、量がわかる。味も、日本で積んだのになぁ、というレベル。

こちらはおかゆ。さらに、こっちが失敗でした。ほぼ糊だから。

陸地が見えてきた。現地時間は昼近くなのに暗いなぁ、と思って眺めていた。トイレに行ったら、窓の外は昼間だった。座席の窓は、なんと液晶で明るさが調整できるタイプになっていた。飛行機の新しさを一番感じたところかも。

これは、ちょっと明るくした状態。ちょっと青みがかって見える。それぞれの窓にシェードを付けるより軽量化できるのかなぁ。

これが飛行ルート(正確にはgoogleの距離測定で描いたもの)。

到着後、エアカナダから実際の飛行時間がメールされてきた。NRT 18:53-11:37YVR (予定より4分遅着) 。とは言え8時間44分、バンクーバーは近いなぁ。

ところが、着いてからが遠かった。到着ゲートがD53。ターミナルの中を行ってこいなので、延々と歩いた後、パスポートコントロール手前には長蛇の列が、、、。直前に着いたJAL便などからは、卒業旅行の学生と思しき連中が大勢に並んでいた。なるほど、そういう時期か、などと思いながら1時間ほどもかかってしまった。もっとも、スキーの出てくる場所と荷物のターンテーブルとが別の場所、ってことを知らずに係員に言われるまで待っていて、ピックアップが遅れたというのも理由の一つ。

あわよくば一本早いバスに乗ろうという目論見は消え去った。

 

出たところにある木像は、「まあまあ、、、」って?

この像の斜め後ろ、エスカレーターの左側にウィスラー行きのバスカウンターがある(よく見たら、上の写真の端っこに小さく写っていますが)。

ネットなどでは”エスカレーターの右”となっていたので、そっちへ行き「ウィスラーのバスカウンターはどこ?」「裏っ側だよ」というやりとりもありました。

そのパシフィックコーチの看板。12:30のバスが出た後、14:00のバスまではまだ1時間もあり、誰もいなかった。

ベンチで、simの入れ替えなどをしたりして時間を潰し、もう一度カウンターに行くと、係の人が来てたので、バウチャーを見せる。「15分前に9番乗り場へ行ってね」。バウチャーにも14:45と書いてくれた。

 

なお、今回は、iijmioの海外トラベルsim(ググッてみてね)を使ってみた。リチャージできるので、次回も使えるかな、というのが使った理由です。でも、カナダでは空港やホテルだけでなくバスの中もwifiが使える。さらに、スキー場のレストハウスもOKだ。IP電話やLINEも使えたし、滑りながら使おうとしなければ、十分イケるかも。到着予定がjapanadaさんの営業終了と同じ17:00だったので、車内からメールして、明日からのリフト代とゲレンデ案内料金の引き落としをお願いした。

これが、バンクーバーからウィスラーへのバスルート(B→Aね)。ダウンタウンまでの市内移動に時間を取られた。45分くらいかかったかも。その後は、スコーミッシュまで停まらない。ウィスラーでは、クリークサイドに停まった後、ウェスティンホテル、ゲートウェイに停車。私たちはゲートウェイで降りた。バウチャーには、宿泊先も登録してあるので、到着時に、運転手が、「誰々(さん)、誰々(さん)」と名前を読み上げてくれる。なかなかいいシステムだ。呼ばれてるのに気づかず、荷物だけ降ろされて、しばらくしてから慌てて降りた人達も居たけど。

全荷物を持って、バス停の裏に回るとロッジの入り口が見える。撮り忘れたのでこれは後日撮った裏口だけど。

 レセプションで名前を言いながらパスポートを出すと、すぐ判ってくれた。「部屋のカードキーはいくつ必要?」「二つ」、「スキーはカバーをすれば部屋まで持って上がれるけど、剥き出しなら、そこの板置き場。」、「wifiの暗証番号はここに書いてあるから。」とか説明を受け、部屋へ向かった。係の人が荷物をいくつか持ってくれたけど、チップ渡すのを忘れました。最近英会話教室に通っていて、このやり取りを隣で聞いていた奥様は、「キーの数を聞かれてたのは解ったぁ」と喜んでいました。そういえば、YVRのバスのカウンターで「、、、Reservation、、、」と聞こえたことも感激してました。

ブラッコムロッジはコンドミニアムなので、キッチン付き。

早速、近くのスーパーへ行き、材料を買い込んで、妻が調理。今日はステーキだぁ。ビールはスーパーの向かいの酒屋で仕入れ、成田で買い込んだウィスキーもあるので完璧。

 

そして、今夜は早めに就寝。なにしろ、日本とは16時間差、飲むとすぐに眠くなる。

3月16日 2日目

ゲレンデガイドをお願いしておきました。

前の晩、早く寝たのはいいが、やはり夜中1時頃目が覚めて、明け方また眠ってしまった。気がついたら7:30。大急ぎで朝ご飯を食べて準備を済ませ、8:30に出発した。待ち合わせ時間は8:30。トーテムポールの前に近づくと、Y.N.さんとおぼしき女性が近づいて来て、「〇〇さんですか?」10分ほど遅刻してしまった。いわゆる混載でお願いしてたので、「他の方、待たせちゃってます?」と聞いたら、今日は我々だけ。チョットだけ安心。でも、後で聞いたら、ホテルまで電話を頂いてた、、、。

 あいさつもソコソコに、リフト券を受け取り、保険の代行サービスなどの手続きを済ませ、ゴンドラに乗った。混み合うキッズプログラムの前に乗れたのでギリギリセーフ。ゴンドラの中には、こんな地図があり、「今、これに乗ってます」。

ゴンドラ終点には、バンクーバーオリンピックの時の表彰台。今は格好の記念撮影ポイントだ。

 レストハウスもあり、食事や買い物もできる。妻は、暖かいアンダーを買い込んだ。

ゲレンデを案内していただいてるのに、私は二人の周りをウロチョロと、ビデオを撮ったりしていた。

時間とともにオープンするリフトが増えてきた。こんな電光掲示板で教えてくれる。グリーンがオープン、赤がクローズ、ここにはないけど黄色は準備中か、クローズ直前。

Y.N.さんは、分岐点に止まってコースを説明してくれる。「グリーンが初心者コース、ブルーが中級者コースなんですけど、これが初心者向け?とかも出て来ます。」カナダらしく”概ね”ということね、、、。

その後、昼食中に、社長のJ.Y.さんが来てくれた。「まさか、こんなに早く来るとは、、、。」から始まり、「風の旅行社さんの乗馬ツアーもやってます」。(妻がトイレに行った私の代わりに)「学生時代は馬術部でした」。とかで、ひとしきり盛り上がってしまった。

 午後は、ブラッコムへ行こう、ということになり、この画のpeak 2 peakに乗って移動。リフト券はこのゴンドラも含め全部に乗れる。1日一万円くらいするけど、ふた山全部乗れることを考えれば、高くないかも。

J.Y.さんは妻の前をゆっくりと滑ってくれた。さらにアドバイスも。こんな凄いプロにくっついて滑れるなんて、素晴らしいことだけど、妻は追いかけるのに必死、、、。

この後、J.Y.さんは用事があるので先に下り、また、Y.N.さんに案内してもらい、ビレッジまで下った。Y.Nさん、予定時間をオーバーしてまでありがとうございました。

 

ところで、J.Y.さんとリフトに乗りながら、「ウィスラーに東屋(私達が泊まっていた天元台スキー場最寄りの白布温泉の老舗旅館)を持ってきたいなあ」「ホント、あの食事と温泉のセットは最高だ」という話から、カナダの♨事情をうかがった。ウィスラーには、湯脈はあるけど、温泉を掘ると元々の川を汚染するという理由で、ここ20年来許可が降りないそうだ。つまり「かけ流し」などはもってのほか。温泉として使っていいのは、自然湧出のものだけ。東屋構想は消え去った。

そして一度ホテルに戻り、japanadaさんの事務所に向かった。

Y.Nさんが、今日滑ったコースを書き込んだゲレンデマップをくれた。しかも、滑った順番に番号も振ってある。こうしてみると地図(見取り図だけど)、位置関係やスケールがわかってくる。やっぱり、ゲレンデガイドは必要だ。そして、J.Y.さんも戻っていたので、またひとしきり話が弾んだ。

さらに、japanadaさんのホームページにupしてくれてた。

Y.N.さんが、「ホームページに載せてもいいですか?」って言ってたのがコレね。もっとも、これに気がついたのは、翌日の晩御飯の頃だった。

 

私たちは、帰りがけにスーパーに寄り、買い物をして、ロッジへ戻った。お風呂のあと、ビール、ウィスキーを飲みながら食事。ウーン、家と変わらん、、、だからいいんだけどね。

3月17日 3日目

自分たちでスキー

朝起きるころはまだ暗い。ゴソゴソ準備をしてると明るくなってくる。今日はブラッコムが見えている。肉眼ではゲレンデ整備のグレーダーが走り回ってるのもわかる。

パンにソフトサラミ、ゆで卵、野菜にマカロニサラダ、ヨーグルトに具沢山野菜スープ。スーパーがあるとこんなに便利。妻に感謝だ。

今日は、真っ直ぐブラッコムへ行こう。ウィスラーと違い、ゴンドラとリフトを乗り継いで中腹のロッジまで行く。

ロッジからは一度斜めに下り、樹林帯のリフトに乗り換える。

寒いので、フェイスマスクにゴーグル。自分じゃ見えないけど、あんた誰?、みたいになっていた。私も人のことは言えないが、、、。

しばらくすると上が見えてきた。ここは7th heavenという長ぁーいリフトだから、ほぼあの高さまで登る。

終点のすぐ近く。ここにもイヌクシュクがある。

バックには、

ウィスラーが見渡せる。

結構横長なのね。後でこれが裏目に、、、。

みんな同じ方向に向かう。でも、出だしだけなので、混雑のイメージはない。

コースはグリーン。

雪質もいいし、コースも広いというか広く感じる。

本人は気が付いてないかも知れないが、かなりのスピードで滑ってる。ビビらなければ結構イケるんじゃない。

樹林帯の途中にはブラックダイヤモンドコース、つまり超上級者向けコースがある。Watch Out !

ここからはウィスラーのコースが見渡せる。見とれてると危ないよ。「Watch Out 注意してね」ってこと?

あのてっぺんがウィスラーのイヌクシュクがあるところ。

昨日は左の稜線沿いに案内してもらった。

そして、また7th Heavenのリフトでブラッコムの上から滑る。妻はここが気に入って、何回も回していた。

昼食時は混むので、レストハウスで早めの休憩。

軽く食べながら、次のコースの相談だ。

ピーク2ピークを使ってウィスラーに向かうことにした。

ヴィレッジの辺りには雲がかかっている。

ここからだと「雲海がきれい」だけど、下にいると、「今日は天気が悪いなぁ」になってるんだろうね。

間もなく最高地点を過ぎて、

リフトに乗り換えて、ウィスラーてっぺんのイヌクシュク。

また撮っておいた。

実はこのイヌクシュク、リフト降り場からちょっとだけ離れているので、コースに戻るには少し歩く。

コースに復帰して滑り始める。

この辺り傾斜が緩いので漕ぐ。

ブラッコムが見えてきた。

この後も、追い撮りをして、

ブラッコムの全貌が見えるところに来たので、立ち止まって撮影。妻は、「先に行ってるからね」と滑って行った。

 ビデオをしまい、滑りだした。この後、緑コースは左に直角に曲がる。一瞬行き過ぎて戻ろうか、と立ち止まったが、下の方に左に進む人達が見えた。「あれを行けば戻れるわ」と下ってしまった。後から考えると、これが大失敗。一段降りてみると、左の高い位置に先ほどのコースを滑る人々が見える。急いでシンフォニー(という名前のリフト)で登り、本来のグリーンコースを追っかけた(つもり)。ハーモニー(という名前のリフト)乗り場まで来て、また上に上り返して探しながら下った。もう一度ハーモニーの乗り場に戻ると、もう1時半過ぎ。下に向かう方が確率が高いと下ることにした。一気に下り、2時チョイ過ぎにゴンドラ乗り場着。途中で抜いたかも知れないと、ベンチで待機。だんだん体が冷えてきてリフトの営業も終わってくる。ゴンドラが止まり、一番下のリフトも止まった。時刻は4時。一旦、ホテルに行ってみることにした。ホテルに着くとスキー立てに妻のスキーがあった。ホッとして部屋に戻った。

妻はというと、直角に曲がった後、「なかなか来ないなぁ」と板を外して登り返した。不思議な行動をしてるので、話しかけてくれたオジサンがいたが、英語で説明がうまくいかなかった。オジサンは、悲しい顔をして去って行った。そこで、ホテルに帰る決心をして、下り始めた。ハーモニーの乗り場で、「夫をロストした(”はぐれた”の意)。ウィスラービレッジのブラッコムロッジに帰りたい。私は初心者だ。」とおばさんに伝えたら、「グリーン、グリーン、ゴンドラ」とわかりやすく教えてくれた。雪質が滑りやすく、ゴンドラを使わずにビレッジの乗り場までスイスイと降りた。決心をしたら、滑る恐怖はなくなっていたそうだ。板を担いで、「アッ、昨日のトーテムポール」、「昨日のお店」、「ホテル」と帰り着いた、、、。ホテルに着くと、ルームキー(カード式)が部屋の中。フロントで作ってもらうとスキーの係の人が付いてきて、開け方がわからないのかと開けてくれ、ついでに部屋に入ろうとした。何とか断り部屋に入った。

その後フロントで、

妻「夫とはぐれた。」

フロント「電話番号は?」

妻「わからない」

フロント「、、、」

フロント「ジャパナダに電話しよう」

ジャパナダさんに経緯を伝え、今はホテルに居ることを伝え、お風呂に入ったりしながら部屋で待機した。

その後、私が部屋に辿り着き、ジャパナダさんに電話して、一応一件落着。

時間的には、私がハーモニーの乗り場から下ろうとした頃にはビレッジのゴンドラ乗り場に着いていたそうだ。

 

前にも書いたが、妻は最近、英会話教室に通っている。トラブルに対処して一人でホテルに帰れるくらい成果があった、ってことだよね。そこまでを想定してたわけじゃないけど、、、。

帰国してから、教室でこのはぐれた話をしたら、先生は「貴重な体験できて良かった」と言ってくれたそうだ。

ログはブラッコムで散々滑ってから入れてないことを思い出したので、変なところから始まってます。

 

3月18日 4日目

自分たちでスキー

夜、雪が降ったらしい。ベランダの脇の木々の枝にも積もって幻想的。

コース選択にも慣れてきたけど、昨日はウィスラーが中途半端に終わってしまった。まずはウィスラーに行こう。

その前に腹ごしらえ。

ヨーグルトにフルーツ。野菜サラダ。ベーコンと野菜の炒めもの。画面ギリには、パンとコーヒー。そして妻に感謝。

ゴンドラに乗ると、結構ガスってる。

上へ向かうピークエクスプレスはまだ開いていないし、人工雪崩の大砲の音がドカンドカン。

まずは、ポニートレイルに向かおう。ここは初めてだ。

ちょっと重いけど奥様もスイスイくらいの新雪。

リフトで戻ると、ピークへ向かうリフトが動き出した。早速乗って、てっぺんへ。

降りるとそこは、ほぼホワイトアウト。

周りが少し見えてきた。

緑の札の上に見える鞍部がハーモニーの降り場。

しばらく進むと、今度はシンフォニーの降り場がある尾根が見えてきた。

雲の下に出たので、ここからは一気に。

さらに、日が差してきた。

この辺りは、うっすらと新雪で、気温も低いので滑りやすい。

そして今日は、シンフォニーに向かって。

平らになった辺りからブラッコムが望める。森を通すとまた違った景色になる。

そのまま林間コースへ。

林間コースは3本ある。昨日急いで下ったコースは一番左。ここは、一番右。妻は、最初楽しそうに滑っていたが、リフトの直前、コースが狭く急になったところで怖くなり、やっとのことで滑り降りた。ここは不評コースになってしまった。

シンフォニーで登り、滑り始めたら猛吹雪。

おまけにこの部分は青コース。急斜面で転んだり、散々なことに。

結果、大不評コースになってしまった。

途中で休憩などを入れ、ビレッジ近くまで降りてきた。

と、突然、妻のスキーテールにボーダーが乗っかった。

が、転んだのはボーダー。自業自得ってやつだ。

妻は、バランスを持ち直し滑って行った。

ビレッジまで滑り降り、「あー、楽しかった」

一度、板を置き、表に出るとブラッコムが良く見えていた。

こんなにきれいに見えたのは初めてだ。って明日帰るけど。

山だけをアップにしてみた。

ブラッコムは、上の方ばっかり滑ってたなぁ。

晩御飯の時になって、ビールがないことに気がついた。でも、酒屋が向かいにあるので超便利。

明日の帰国に備え、板やブーツ、濡れ物を乾かすために、暖房をマックスにしていたので、ビールがなければ生きていけなくなっていたからね。

3月19日 5~6日目

今日は帰国の日

朝ご飯の後、食器や鍋を片付け、荷物をまとめてチェックアウト。エキストラチャージがないので「パーフェクト」と言われてしまった。バウチャーに「バス停には15分前に来てね」と書いてあったので、早めに出たら2分で着いてしまった。じっとしていると寒いので周りをトコトコ。そうするうちに入ってきたのがこのバス。

行先は、バンクーバーと空港。

これがバス停を車内から見たところ。

寒そう!

途中、鋭い山が見えてきた。近くに展望台もあったので、有名な山らしい。google mapで調べてみたら、タンタルスって名前かな?

バンクーバーのダウンタウンで降りる人はいなかったらしく、直に空港に着いた。

バスが着いた所からエアカナダのカウンターが遠くて、係員に聞いたら、一番奥だった。チェックインは、まずチェックイン機でやってから列に並ぶ成田と同じ方式。長物の荷物(私たちのスキー)は〇番へ持って行ってね、などと、ここまでは問題なかった。その後、パスポートコントロールはどこ?と聞いたら、さっぱり要領を得ない。日本語のわかる人を呼ぶ、ということになり、来てくれた人が一応喋れるというレベル。結局わからないまま、免税エリアへ近づいた。入る前に、水や妻が用意した昼のサンドイッチが没収されるかも、と、食べておいた。

実は、カナダでは「出国審査」というものがない。ここから先はセキュリティエリア=免税エリアになるゲートがあるだけだった。「Passport Controlはどこ?」「Customsはどこ?」と聞いても「???」となるわけだ。

 一度、この写真のゲート65を確認しに行った。ターミナルの先っちょの方だった。時間があったので、セキュリティゲートのすぐ前の免税店までをウロウロ。

東京行きエアカナダ3便。15:05出発予定。

後から送られてきたメールでは、15:25YVR発-16:48NRT着で所要時間 9:23だった。

席はこの画面の翼のちょっと後ろ。

飛び上がって間もなくウィスラー方向が見えた。翼の先端の下、雲が途切れそうな部分の先だろうな。

行きとあまり変わらないビーフと、

チキン。

妻は、足りないだろうと、飛行機に乗る前に軽食を買っておいた。その半分を分け合ってちょうどよかった。

 

隣の方(たぶんカナダ人:無口な人だった)がデザートのケーキを妻にくれた。

東京までは、あと7時間。

飛行ルートで唯一陸地の上を飛ぶところだ。

結構立派な山々が見える。真っ白で人の気配はない。

海もかなり凍ってる。

そして二食目。

ほぼ同じような感じだ。だから、あまり印象がない。

 

頂いてあったチョコレートケーキは、ここで食べた。

成田へは、7時間前の予想と3分しか違わず、ほぼ予定通り到着。ただ、スキーの出てくる場所と荷物のターンテーブルとのタイミングが合わず、時間がとられた。結局、18:15発に乗るのがやっと。到着1時間後には乗れると思ってたけど、もう一本遅くなりました。

 

日程的にはちょっと忙しい旅だったけど、丸々3日滑ったから充分。ただこれだけスキー場が広いから、滑り込むならさらに3~4日は必要とも思う。まあ、楽しみは取っとけばいいかな。

 もう一つ学習したことは、スキーを持ってくと、出てくる場所が違う上に時間がかかる、ということ。外国へ板を持って行く時は時間に余裕を、ってことだね。

 

           あっちの山(海外)に戻る            ホームに戻る